🖥️ 初心者でもできる!自作PC組み立て完全ガイド

🖥️ 初心者でもできる!自作PC組み立て完全ガイド

step by stepで確実に組み立てる方法を解説

📦 必要なパーツ一覧

マザーボード

すべてのパーツを接続する基板。CPUソケットの規格を確認して選ぶ。
Intel用とAMD用でソケットが異なるので注意!

CPU(プロセッサー)

パソコンの頭脳。Intel Core iシリーズまたはAMD Ryzenシリーズが主流。
用途に応じて選択:ゲーム用ならCore i5/Ryzen 5以上がおすすめ

メモリ(RAM)

作業用の一時記憶装置。DDR4またはDDR5規格。
最低8GB、快適に使うなら16GB以上を推奨

ストレージ(SSD/HDD)

データを保存する装置。SSDは高速、HDDは大容量が特徴。
OS用にSSD(256GB以上)、データ保存用にHDDの組み合わせが理想的

グラフィックカード(GPU)

映像処理専用のパーツ。ゲームや動画編集には必須。
事務作業メインならCPU内蔵グラフィックスでもOK

電源ユニット(PSU)

各パーツに電力を供給。80PLUS認証付きがおすすめ。
必要電力の1.5倍程度の容量を選ぶと安心

PCケース

すべてのパーツを収納する箱。マザーボードのサイズに合わせて選ぶ。
初心者はミドルタワーが組み立てやすくておすすめ

CPUクーラー

CPUを冷却する装置。付属品または別売りの高性能品。
オーバークロックしないなら付属クーラーで十分

🔧 必要な工具

🪛

プラスドライバー

2番サイズが基本

🧲

マグネットドライバー

ネジを落とさず便利

📎

結束バンド

ケーブル整理用

🧴

グリス

CPUクーラー取付用

組み立て前に必ず静電気対策をしましょう。金属部分に触れて静電気を逃がすか、静電気防止リストバンドを使用してください。

🔨 組み立て手順

電源ユニットの取り付け

ケースに電源ユニットを取り付けます。ファンの向きに注意してください。

  • 電源のファンを下向き(または外向き)に設置
  • 付属のネジ4本で背面から固定
  • 電源スイッチがOFFになっていることを確認

マザーボードの準備

ケースに入れる前に、マザーボード上に主要パーツを取り付けます。

I/Oシールドの取り付け:

  • マザーボード付属のI/Oシールドをケース背面に取り付け
  • カチッと音がするまでしっかり押し込む

CPUの取り付け

マザーボードのCPUソケットにCPUを慎重に取り付けます。

  • CPUソケットのカバーを開ける
  • CPUの向きを確認(三角マークを合わせる)
  • そっと置くだけ(押し込まない!)
  • カバーを閉じてロックする
CPUのピンは非常にデリケートです。絶対に無理な力を加えないでください。

メモリの取り付け

メモリスロットにRAMを差し込みます。

  • メモリスロットの両端のツメを開く
  • メモリの切り欠きとスロットの位置を合わせる
  • 両端を均等に押し込む(カチッと音がする)
  • 2枚の場合は2番目と4番目のスロットに装着

CPUクーラーの取り付け

CPUを冷却するクーラーを取り付けます。

  • CPUにサーマルグリスを米粒大に塗布
  • クーラーのベースプレートを取り付け
  • 付属の取り付け具で固定
  • クーラーのケーブルをCPU_FANコネクタに接続

マザーボードをケースに固定

準備したマザーボードをケース内に設置します。

  • スペーサー(スタンドオフ)を適切な位置に取り付け
  • I/Oパネルとマザーボードの端子を合わせる
  • ネジ穴を合わせて固定(対角線上から締める)
  • すべてのネジを均等に締める

ストレージの取り付け

SSDやHDDを取り付けます。

M.2 SSDの場合:

  • マザーボードのM.2スロットに斜めに差し込む
  • 反対側を押し下げてネジで固定

2.5/3.5インチドライブの場合:

  • ドライブベイに固定
  • SATAケーブルでマザーボードと接続
  • 電源ケーブルを接続

グラフィックカードの取り付け

PCIeスロットにグラフィックカードを装着します。

  • 使用するPCIeスロットのブラケットを外す
  • 一番上のPCIe x16スロットに差し込む
  • カチッと音がするまで押し込む
  • ブラケットをネジで固定
  • 補助電源コネクタがある場合は接続

ケーブルの接続

すべての電源ケーブルとデータケーブルを接続します。

必須の接続:

  • 24ピンATX電源(マザーボード右側)
  • CPU補助電源 4+4ピン(マザーボード左上)
  • PCIe電源(グラフィックカード)
  • SATA電源(ストレージ各種)
  • フロントパネルコネクタ(電源ボタン等)
  • USBヘッダー(フロントUSB用)
  • ケースファンコネクタ

最終確認と起動テスト

すべての接続を確認してから電源を入れます。

  • すべてのケーブルが正しく接続されているか確認
  • 不要な工具やネジが残っていないか確認
  • 電源ケーブルを接続し、電源スイッチをON
  • 電源ボタンを押して起動
  • BIOS/UEFI画面が表示されれば成功!

✅ 起動前の最終チェックリスト

無事に起動したら、次はOSのインストールです。Windows 11のインストールUSBを準備して、画面の指示に従ってインストールを進めましょう。

❓ よくある質問

電源を入れても画面に何も表示されません
モニターケーブルがグラフィックカードに接続されているか、メモリが正しく装着されているか、CPU補助電源が接続されているかを確認してください。
ファンは回るけどビープ音が鳴ります
ビープ音の回数でエラー内容が分かります。マザーボードのマニュアルで確認し、多くの場合はメモリの装着不良が原因です。
組み立て後、異音がします
ケーブルがファンに当たっていないか確認してください。また、振動によるビビリ音の場合は、ネジの締め直しで改善することがあります。
どのくらい時間がかかりますか?
初めての方なら3〜5時間程度を見込んでください。焦らずゆっくり作業することが大切です。
🎉 おめでとうございます!
これで自作PCの組み立て方法の解説は完了です。分からないことがあれば、遠慮なくコメント欄でお尋ねください。自作PCライフを楽しんでください!